脂肪についておさらい!
食事でも本当に嫌われ者の脂肪ですが、3大栄養素の一つなんですよ!
臓器を保護してくれたり、ホルモン作製の原料、ビタミンの吸収、体温調節など生命維持には欠かせない栄養素です。
比較的、現代社会では過剰摂取になりやすい脂肪ですが、みなさんが思っているほど悪者ではありません!
食事で摂った脂肪がそのまま体脂肪として蓄えられるわけではありませんが、
そのお話は今後していきます!
そして、今回のテーマは…
「体脂肪!」
まずはおさらいをしていきましょう。
一般的な適正体脂肪率は、
男性15%〜25%、女性20%〜30%
くらいが適正と言われます。
この数値を越えてくるようだと、肥満という値になってきます。
また一般的によくある体脂肪測定機ですが、
脂肪量と筋肉量の数値が大きく関わってきます。
筋肉量が多ければ当然体脂肪率は低く出ますし、
そこまで太って見えなくても筋肉量が少ない方は体脂肪率が高めに出るようになっています。
自分の筋肉量を知ろう
「体脂肪率」というと脂肪の量や割合だけが注目されがちですが、
この「筋肉量が少ないから体脂肪が高く出る」というのがもっとフォーカスされるべきだと思っています。
ちなみに、
「お相撲さんてほとんど脂肪でできてるの?」
いやいやそんな事はありません。
とてつもない筋肉量です。
お相撲さんの平均的な体脂肪は31%程度だそうです。
中には、20%台の力士もいるらしいです…!!!
まずは筋肉量の平均を見てみましょう。
全身筋肉量の平均
-BMI 24.9 以下-
男性:22.0kg
女性:14.0kg
-BMI25.0以上-
男性:24.0kg
女性:17.0kg
BMIの計算方法
BMI = {体重[kg] / (身長×身長[m])}
筋肉量の計算方法
では実際に自分の筋肉量が知りたいですよね?
少し手間ですが、専用の機械がなかったとしても以下の流れで自分の筋肉量を知ることができます。
いつもご自宅の簡易体脂肪計で一喜一憂している方、
実は筋肉量の問題かもしれません!
1.まず、体脂肪量を計算します。
体重 × 体脂肪率 = 体脂肪量
2.体重から体脂肪量をひき、除脂肪体重を導きだします。
体重 − 体脂肪量 = 除脂肪体重
3.筋肉量を計算します。
除脂肪体重/2 = 筋肉量
4.筋肉量から筋肉率を計算します。
筋肉量 / 体重 = 筋肉率
脂肪の減らし過ぎは危険がいっぱい!
さてどうでしょうか?
筋肉は平均よりある!という方もいれば、
筋肉が少ないから体脂肪率が高いのか〜!なんて方もいると思います。
個人差はありますが、今後は体脂肪率だけでなく、筋肉量も気にしていただくといいかと思います。
ダイエットでよくあるリバウンドも、筋肉まで落ちてしまったことで基礎代謝が下がり、太りやすくなってしまうことも理由の一つです。
(体重が落ちると、自然と筋肉も落ちやすくなります。)
また、体脂肪が低すぎる方ももちろんいらっしゃいますが、
出来るだけ「健康的な体の状態を保てる範囲内」にしてもらいたいです。
マラソン選手や、バレリーナなどは現役中ほとんど生理が来なかったなどの話しも多々耳にします。
トップのスポーツ選手ともなるとそのくらいストイックにならなければいけない時期もありますが、そこまでくると、特に女性は本当に危険です。
生理不順・ホルモン異常・老化現象など「女性として」という部分で与える影響はとても大きいのです。
また、脂肪=油ですから、極端に減らしすぎるのは肌の乾燥につながるなど、美容面にも良くありません。
適度な脂肪量を維持し、体脂肪率が気になる方は筋肉量にも着目してみてくださいね!
今回は脂肪も結構大事だよ!という話しをしました。
次回はタイプ別の脂肪の落とし方についてお話ししたいと思います。
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