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スポーツトレーナー・パーソナルトレーナーの歴史

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日本でのスポーツの発展やトレーニングブームなどから、パーソナルトレーナーとして働く方もかなり増えました。

ではその歴史はどんな経緯があるのでしょうか。
今回はスポーツトレーナー、パーソナルトレーナーの歴史を紐解いていきます!

1.スポーツトレーナーとパーソナルトレーナーの違いとは

トレーナーにも、スポーツトレーナーと言われる方もいれば、パーソナルトレーナーと言われる方もいます。

仕事内容や必要な知識の内容などはとても似ているのですが、実際に現場でやっているこことは少々異なります。

(1)スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーとは、プロアマ関係なくスポーツ選手や選手が所属するチームにトレーナーとして関わっている人を指し、仕事内容は大きく以下の3つに分かれます。


●ストレングス系
選手の能力を高めるための筋力や瞬発力、バランス感覚や柔軟性などを中心とした指導を行います。
いわゆるフィジカルトレーニングのことです。

●リハビリ系
リハビリ系は、スポーツ障害や外傷の予防と応急措置、それにケガなどから復帰を目指す選手への指導が中心。

試合中や練習中に起こるケガの対処、選手歴が長い選手に起こりうる腰や膝、肩、ヒジなどの痛や骨の変形の予防を行うこともあります。
また、怪我や症状が起きた際にはマッサージ、テーピングによる応急措置も行います。

医師との連携も非常に大切であり、診断を受けた場合は担当医としっかり話し合って診断内容を確認しましょう。


●コンディショニング系
コンディショニングは主に、試合に向けて選手のコンディションを整えることが仕事です。

選手の状態を見て練習や休養の調整を行う、疲労回復のためのアクティブレスト(積極的休養)やマッサージを行うなど、選手のその時の状態に合わせたメニューを提案しましょう。

また、試合当日はウォーミングアップやクールダウンに付き沿うこともあります。


(2)パーソナルトレーナーとは

パーソナルトレーナーとは、マンツーマンでお客様の目的や目標に対してサポートをする仕事です。

パーソナルトレーナーの主な仕事は以下の通りです。


●ダイエット
●シェイプアップ
●姿勢改善


主なお客様は一般の方であり、ダイエットやシェイプアップ、姿勢などの悩みを解決していくことが仕事となります。

2.スポーツトレーナーはいつから始まった

スポーツトレーナーは、明確な資格ができる以前は、鍼灸師や柔道整復師、マッサージ師などの資格をもった人がトレーナーとして活動している時代がありました。

そういった人たちが1932年のロサンゼルスオリンピックで初めてスポーツトレーナーとして同行しました。
その後、1964年に開催された第18回東京オリンピックの際に、スポーツトレーナーが集められて講習を受けましたが、このときもまだマッサージなどのケアが中心だったようです。

東京オリンピックの翌年からは、競技者の育成・強化を目的に、現場の指導者たちを対象として、スポーツトレーナーの養成講習が開かれるようになりました。

そして1970年代に入ると、アメリカのアスレティックトレーナー制度が日本に紹介されたことから「スポーツトレーナー」が注目され、そういったことをきっかけにトレーナーを目指す人も次第に増えていったと言われています。

3.スポーツトレーナーに資格はある?

その後、時代が進むとともにスポーツや健康への関心が高まっていくなか、スポーツは多様化していき、トレーナーの重要性がクローズアップされていきます。
その多様性に対応するため、1994年に日本体育協会がトレーナー制度として「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」を設立。
これが現在の代表的なスポーツトレーナー制度の始まりとされています。

スポーツトレーナーに関する資格制定が実施された背景としては、以前は誰でもトレーナーと名乗れてしまうことも少なからずありました。

そこでアスレティックトレーナーのように専門的な技能を習得し、技術の平均化や運動に関してしっかりと教育を受けた人をトレーナーとして認定するという、トレーナーの質を確保するという目的もあったそうです。

また、2005年に現制度への改定が行われ、公認の種類をスポーツ指導者基礎資格、競技別指導者資格、フィットネス資格、メディカル・コンディショニング資格、マネジメント資格に分類。さまざまなニーズにこたえられるような資格となりました。

その結果、アスレティックトレーナーは、スポーツドクターやスポーツ栄養士のようにメディカル・コンディショニング資格に位置づけられ、専門的な役割であることがわかりやすくなりました。

今では大小様々なトレーナーに関する資格も生まれています。
ただ、そういった資格がトレーナーとして活動していく上で必須ではない、かつやはり現場経験の量でとても差が出る職業だとも感じます。

時代の変化とともにスポーツトレーナーに対するニーズも変わってきており、傷害予防やトレーニングの面からもトレーナーの存在は欠かせないものとなっています。
特に2021年に開催予定の東京オリンピックに向けて、スポーツトレーナーがますます注目を集める職種となっているようです。

ここまでで要するに私自身はスポーツトレーナーでもあり、パーソナルトレーナーでもあると言えますね!

いかがでしたでしょうか?
割と最近出たした職業と思われがちなトレーナーですが、その歴史は想像以上に昔か始まっているんですね。

読んでくださっている方の中には、これからトレーナーになりたいという方もいるかもしれませんが、どういった現場で働きたいかによっても入り口が違ってきます。
是非ご参考に!

また次回。

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