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S-CLASSのトレーニング!骨盤後傾編!

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S-CLASSのトレーニング…私が長らく勉強し、一般の方からトップアスリートを見た経験の塊です!
トレーニングに興味のある方、知識を増やしたい方、身体の悩みを解決したい方、是非参考にしてください。

前回は反り腰のタイプの方のトレーニング法を解説しました。
S-CLASSではどんなトレーニングをしてるの?内容が知りたい!

今回はその反対の、「骨盤が後傾している場合」について解説していきます!

1.骨盤が後傾している方のわかりやすい例は?

骨盤が後傾しているというのは、
簡単に言うと「お尻が垂れている状態」とお伝えするとわかりやすいでしょうか?
お尻が垂れてるなぁと思う方は後傾してると考えて良いでしょう!
女性は聞いたことあるかもしれませんが、
「お尻が四角くなってしまった」
「お尻とももの裏の境目がない、お肉が付きやすい」
という方も骨盤が後傾している可能性が高いと考えられます。

また、お年寄りに多いパターンですが、上記に加えて膝が伸びにくく、曲がったまま歩くような場合も骨盤の後傾の特徴になります。
この場合、上半身は背骨が綺麗なS字を描くのが難しくなり、一直線になりやすくなります。

綺麗なS字を描いていれば地面の衝撃を背骨で吸収してくれます。
それが一直線の場合は衝撃がもろに首や頭部にかかってきます。
要するに、首や肩に不調を訴える方が必然的に多くなります。

2.鍛えるべき筋肉は?


ももの前(大腿四頭筋)
すねの前(前脛骨筋)
腰背部
臀部
腹筋上部


これらを鍛えてくると重心バランスも変わり骨盤の後傾は改善されます。
また当店にトレーニングに来られる方は、この場合全ての動作を後傾の反対の「骨盤前傾の状態」で行ってもらっています。

3.ストレッチするべき筋肉、ほぐすべき筋肉は?

上記の鍛えるべき筋肉はほぐす必要はありません。


ももの裏
ふくらはぎ
腹筋下部
大胸筋


これらをストレッチあるいはほぐす事で改善されていきます。
この場合も同様、全て骨盤を後傾とは反対の前傾にしてストレッチやケアを行います。

4.首や肩が痛みや凝りが生じていて、しかも骨盤が後傾だったら?

前回もお話しましたが、読者さんが首や肩に痛みが生じていて病院に行っても改善されない場合、私は首や肩にフォーカスせず、

「そうさせているであろう筋肉」

を動作から調べるわけです。

可能性として、骨盤の後傾が強い事が原因で首や肩が痛いなら、
極論、「ももの前を鍛える」だけでも首や肩が楽になる可能性があるわけです。

特に初めていらっしゃるお客様などはびっくりされますが、


お客様「首、肩痛がひどいんですよね?」

私「では、ももの前を鍛えたら改善されると思います!」

お客様「え?なぜ?」


とこんな会話もよくあります。笑

もちろん順を追って説明し、納得していただきますが、理由は上記に記載したような根拠があるわけですね!

トレーニングではなくて、ケアに来る方はこちらも上記に記載したほぐすべき筋肉を中心にケアするわけです。

このような姿勢の判断は、一般の方もアスリートの方も共通です。
ちょっとのバランスが改善されるだけで、パフォーマンスは格段に上がりますし、動きもよくなります。

またS-CLASSでは全て順序立てて、

「ここがこうだから、次の筋肉はこうなって、結果こうなってる」

というような根拠を持って説明し、故にこうなっているという説明を全てしているので、
結果、継続的に通ってくださるお客様は改善方法が自分で分かるようになっていたりするんです!
根拠を理解していただくことで、普段の姿勢や歩き方なんかも、自分で意識することができるので、より改善しやすくなります。

また、多くの同業の方が勉強にきますが、その結果に至るまでの流れを知りたくて勉強にくる方がほとんどです。

痛みや辛い部分しかアプローチ出来ないのは根本改善には繋がりません。
だからこそ、このように関連づけてトレーニングやケアを行う必要があるのです。
こういう目を養うことは簡単ではないかもしれませんが、まずは頭で理解し、繰り返し順序立てて考えられるようになることが大切です。

ちょっと難しい内容だったかもしれませんが、これがS-CLASSのトレーニング、ケアの考え方です!
今後も事例毎にS-CLASSだったらどうするか!どう考えるか!
お話ししていこうかと思います。

ではまた次回。

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