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片足重心の危険!無意識の側方移動(sway)に注意!

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昨日、おとといの骨盤の前傾や後傾が与える影響やトレーニングはちょっと理解できましたか?
S-CLASSではどんなトレーニングをしてるの?内容が知りたい!
S-CLASSのトレーニング!骨盤後傾編!

今日は、

「片足体重の危険!」側方移動(sway)

について解説していきましょう。

何気なく楽だからと片足重心になっていませんか?
歪むから〜とかなんとなく良くないことはご存知かもしれませんが、
思った以上に身体には悪影響なんですよ!

電車など立っていてもどうしても片足体重の癖が抜けない!

皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?

人には利き手、利き足が当然あるのである程度の誤差はしょうがない所。

ただこの左右差が多ければ多いほど、怪我のリスクが増えますし、スポーツにおけるパフォーマンスダウンに繋がりかねません。

1.側方移動(sway)とは?

わかりやすくいうと身体の中心に対して重心が左右どちらかにずれてしまうことになります。

ゴルフなどでは「 スウェー 」という言葉はよく聞きますが、スイングの時に体重が横に流れすぎることを言います。

2.身体の重心が左にシフトをしてしまう場合

身体が左側にずれてしまっている場合どのような動きを身体はするんでしょうか?


骨盤:左側側方移動と言って単純に骨盤は左にずれる(左側重心)
左股関節:左股関節内転と言って、左足は内向きの力が常に発生
左膝関節:内反と言って、膝が内側に向きやすくなる
右股関節:右股関節外転と言って右足は外側の力が常に発生します。
右膝関節:外反と言って、膝が外側に向きやすくなります。


3.この状態でトレーニングしたらどうなる?

少し難しいかもしれませんがこのようなエラーを私たちは見分けなくてはなりません。
文章ですとどうしてもわかりづらくなってしまいますので、是非立って実際にこの姿勢をとってみてください。
動作で「重心が左にずれてる!」と判断した場合は、上記のような事が身体の状態になるのです。
単純に左重心と言っても、実際に分析してみるとすごく複雑ですよね。

このような状態で普通にスクワットを行ったらどうなるでしょうか?
正しくバランス良く筋肉がつくわけありませんし、偏った筋肉バランスを更に悪化させることになります。

4.この場合はどういうメニューになるの?

修正するべき筋肉は何点かありますが、下記を重点的に行い重心移動の幅を狭くします。


「中臀筋」

重心が横にいくのを防ぐのがお尻にある中臀筋です。左にずれやすい方は、左の中臀筋を鍛えることで改善に向かいます。

「内転筋」

足が外側に逃げるのを防ぐ筋肉です。左にずれやすい方は、右足の内転筋を鍛えることで改善されます。

「腸腰筋」

足を前に出すときに使われるのが腸腰筋。左右のズレが多いと、すんなりと足は前に出ません。左にずれる場合は、特に「右の股関節」は足が出にくくなりますので、「右の腸腰筋」のトレーニングは必須です。


5.歩行に影響?

想像できるかもしれませんが、この左右のずれはかなり歩幅に影響を及ぼします。

特に足を振り上げる動作の前に、一旦横に力が働いてから足が前に出るので、アスリートなどは非常に無駄な力が働いていることになります。
陸上選手ならタイムに確実に影響してきます。
球技選手なら、「打つ」ことに対してそれだけで一つ無駄な動きが減るわけです。
コンタクトスポーツなら、横方向の力で当たられた場合の「耐える力」が格段に変わります。

今回は結構細かく解説しましたが、このように一つのエラー(癖)でこれだけの筋肉に影響が出ています。

歩き方は人それぞれ千差万別!
綺麗に歩ける方は筋肉バランスも良いわけですね!

一度、このように身体のバランスを見ることでトレーンングの効果も大きく変わってきます。

ご参考に!!!

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