今日は、お子さんの運動能力について解説していきましょう!
「うちの子供、運動音痴にだけはさせたくないんですけど・・・。」
こんな質問もたまに受けます。
でも、体育の授業で何やっても得意なお子さんや、逆に苦手なお子さんもいらっしゃいますよね。
今日のブログを読んでいただいたら、今後お子さんの運動能力が変わるかもしれません!
1.能力が大きく発達する「ゴールデンエイジ」!
まず、運動能力が大きく発達する時期を「ゴールデンエイジ」と言います。
この年代に限って、あらゆる動作を比較的早く覚えられるんです。
さて、その年齢はというと、
「 5歳〜12歳!!! 」
年長さんから小学6年生くらいまでですね。
結構年齢の幅があるなと感じたかもしれません。
実はゴールデンエイジは
「プレゴールデンエイジ」
と
「ゴールデンエイジ」
の2つに分けられます。
2.「プレゴールデンエイジ」とは?
5歳〜9歳の事をプレゴールデンエイジと言います。
年長さんから小学3年生くらいですね。
この年代の一番の特徴は、「神経系の発達」になります。
12歳であなたの運動能力は決まると言われていますが、そのうちの80%はこの年代での発達です。
そして、神経系の発達で何より大切な事は…
「 あらゆる経験をさせること! 」
あらゆる経験をわかりやすくいうと、五感をフル活用させればといえばわかりやすいでしょうか?
以前お話ししましたが、「 アハ体験 」をたくさんすることはとても神経系の発達には有効です。
例えばキャッチボールなんかは「 距離感 」の神経が発達しますし、鬼ごっこは「 瞬発力 」の神経が発達します。
暑い・寒い経験をする事も「 皮膚感覚 」の神経が発達します。
音楽に合わせて踊るや、身体を動かせば「 リズム感 」の神経が発達しますよね。
トップアスリートはリズム感覚に優れている方がとても多いです。
どれを特化してトレーニングするというよりは色々な経験をさせる事!
これに尽きます。
3.ゴールデンエイジのポイントは「即座に習得!」
10歳〜12歳で大きく発達するのは、人の動きを見てすぐできるようになる能力です。
大人になると一つ何かを習得するにも、
「 この動作はここがこうなって、手はこうなって、足はこうなって…。 」
みたいに理論的に考えようとします。
そこを、10歳〜12歳は「 パッと見ただけですぐにできてしまう 」能力が発達します。
要は真似っこですね!
例えば、サッカーでは比較的難しいフェイントなどをこの年代で習得させたり、練習させたりするのがおすすめです。
現在、小学校ではダンスの授業がありますが、「見たものを動作で行う」まさにゴールデンエイジにあった授業なわけですね!
(そういうことを見越してカリキュラムに入ったのかはわかりませんが。笑)
4.遊びの時間に変化が…。
今の親御さんが子供の時に遊んでいた時間と、今のお子さん達が外で遊ぶ時間て明らかに少なくなってますよね?
実は「 1日に外での遊びに費やす時間 」は、
1980年代
→平均2時間11分!
2010年代
→平均1時間12分!
1時間の差がうまれています。ちょうど私は1980年生まれですが、まさに1日2時間は外で遊んでいた記憶があります。
この1時間の差が、運動能力の発達に大きく影響を与えるのは間違いないでしょう!
いかがでしたでしょうか?
もしお子さんをスポーツ選手にしたいならゴールデンエイジの過ごし方は超重要!
また低学年までの間は、一つのスポーツに特化せず、あらゆる運動をさせることが自然とアハ体験へと繋がって、運動能力を向上させることができるかと思います。
トップアスリートを見ていても、やはりトップの方は専門のスポーツだけでなく、あらゆるところでセンスがあったり、初めてのスポーツでも初めてとは思えない実力を発揮されたりします。
そして30年前と比べても、子供の運動との関わり方が大きく変わってきたように、今は親御さんがうまく遊ばせる環境などを作る機会が必要な時代になってきています。
「もう晩ご飯だから帰りなさーい!」
のように親に言われるまで遊び続ける時代ではなくなっています。
親御さんとお子さんでうまく連携をとりながら運動能力向上させていきましょう!
それではまた次回!
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