みなさん「 肺活量 」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
人間ドックでも肺活量の項目があるほど、実は健康の指標になっています。
「 肺活量 」は声量にも密接に関わる能力ですが、実は1日5分程度のトレーニングで鍛えることができるのです!
今日はそんな簡単肺活量トレーニングをご紹介します!
1.肺活量とは
そもそも肺活量とは? 声に与える影響は?
肺活量とは、肺の換気能力を指します。
一般の男性は3000ml〜4000ml程度、女性は2000ml~3000ml程度。
男性のトップスポーツ選手では6000ml以上あると言われています。
肺活量があると、一度に吐く息の量が増え、良い声が出るようになります、長いセリフを苦もなく読み上げることができるのです。
2.基本的な呼吸と姿勢
具体的なトレーニング法の説明に入る前に、
・トレーニングは腹式呼吸で行うこと
・姿勢を正して、猫背ではなく背筋を伸ばして行うこと
この2点を覚えておいてください。
正しい方法で行わないと、正しい効果が望めないどころか、喉や肺を痛めてしまいますよ。
3.ペットボトルを使ったトレーニング
空のペットボトル(500ml)を用意してください。
ペットボトルの口をくわえ、唇で包むように挟みこみ密着させたら、思いきり吸い込んでみましょう。
ペットボトルが潰れていくはずです。
ある程度潰れるまで続けたら、次は息を吐き出して、ペットボトルを元に戻してみましょう。
これをくり返すことにより肺活量が鍛えられます。
このトレーニングはかなりメジャーな方法ですので、ご存知の方もいるかもしれません。
ペットボトルは商品によって硬さや頑丈さが異なるので、最初はなるべく軟らかい材質のペットボトルで行ってみましょう。
4.大きく呼吸→呼吸を止めるトレーニング
このトレーニングは道具を必要としません。
しかも、ごく短時間でできます。
まずは大きく息を吸い込み、その状態で数秒(2秒〜5秒)息を止めてみましょう。
次に、吸い込んだ息を全て吐ききり、再び数秒息を止めてみましょう。
息を吸い込む・吐く動作は、自分ができる限界まで行うことがコツです。
周囲の空気を全て肺に入れる感覚で吸い込み、肺の中の空気を全て外に出す感覚で吐きましょう。
※決して無理はしないように!
「数秒あれば肺活量は鍛えられる!」
以上、肺活量の鍛え方でした。
その他、時間がある方は、マラソンや水泳もオススメです。
肺活量だけでなく、筋力や体力も鍛えることができますよ。
肺活量は舌の筋肉と同じように、鍛えれば発声が明らかに違ってきます。
たった数秒で、しかもその場でできる方法もあるわけですから、授業中でも通学中でも、いつでもトレーニングができますよね。
ただし無理は禁物です。
肺や喉を痛めないように、注意して行ってくださいね。
ではまた次回!