「むくみを治したいからリンパを流したい!」
とか、
「エステでリンパ流してもらったからスッキリした〜」
とか、特に女性の間ではよく話題に上がるこの「リンパ」ですが、
「そもそもリンパって何?」
についてお話ししていきたいと思います。
リンパとは?
リンパとは、リンパ管・リンパ液・リンパ節の総称をリンパと呼びます。
わかりやすく例えると「下水管」のような役割といえばいいでしょうか。
身体から出る老廃物や余分な水分、脂肪などあらゆる物を流してくれる大切な組織です。
血管と同じでリンパも全身に巡っています。
全身を巡るリンパ液が血液が運びきれなかった老廃物などを回収し、運んでくれいています。
また細菌等が入らないようにする免疫としての機能もあります。
風邪や体調が悪い時にリンパが腫れるという症状は、リンパ液が運んできた細菌やウイルスをリンパ節で濾過する際に、リンパ液が身体を守るために戦っている
証拠です。
リンパはどうやって流れるの?
流れれば流れるだけいいことばかりの組織なのですが、
血管はご存知の通り、心臓がポンプの役割をしてくれています。心臓が血液を全身に送ってくれているわけですが、
リンパは残念ながら、
「自分の力で流れる事ができない!」
のです。
リンパの流れは各リンパの近くの筋肉の動きや、血液の流れに依存しています。
ですのでとても流れるスピードについては個人差があるのですが、
大体1秒につき5mm以下
と言われています。
これを読む女性のショックそうな顔が目に浮かびます。。。
「遅すぎませんか?」
そう思いますよね。
さらに普段からあまり身体を動かさない方、血行が悪い方となればその流れはほぼ止まっているようなもの…。。。
流れが滞るとどうなるか、
そう、「むくみ」やすくなるのです!
リンパの流れ促進トレーニング!
自分の力で流す事ができないなら誰かがお手伝いするしかありません。
そこで登場するのが「筋肉」です!
筋肉がうまく収縮したり、伸びたりを繰り返す事で、併せてリンパも流れてくれる訳ですね。
特に最も身体から遠くて重力の影響を受けるのが、「ふくらはぎ」です。
だからよく足首の浮腫みやふくらはぎがパンパンになるような事が起きる訳ですね。
第二の心臓とも呼ばれる「ふくらはぎ」。
心臓が動かなければ血液が流れないのと同じで、ふくらはぎが動かないとリンパが流れないのです!
そんな大事な役目を果たすふくらはぎですが、運動させるのは意外と簡単!
つま先立ちを「1日30回程度」繰り返すだけ。
また歩く時は足首の動く角度をめいいっぱい使う事です。
今日はずっと座りっぱなしでむくみそうだな〜と思ったら足首を大きく動かすように意識して歩いてみましょう!
つま先を上げる、地面を蹴るこの繰り返しでも充分リンパは流れるようになります。
是非是非やってみてくださいね!
では次回!