今日は日本人と欧米人の体の使い方の違いについてのお話です。
もちろん遺伝子による筋肉のつき方の違いや、骨格の違いはそもそもありますが、文化の違いによる動きの得意・不得意もあるんですよ〜!
のこぎりの使い方が違う?
日本人は押す動きが苦手?についてお話ししていきましょう!
何?と思う方もいるかと思いますが、欧米と日本の人の身体の使い方は違うと言われているんです。
私達は当たり前のようにのこぎりは引いて木を切ったりしますが、欧米では刃の向きが逆なんですよ!
そう!押してのこぎりを使うんです!
かんなも日本は引きますが、欧米は押して使用します!
文化的・歴史的な違いがそうさせているようで、西洋では突いて相手を刺すような武器が使われ、日本では引いて切れる刀を使う文化でした。
このような使い方の違いが、今にも少なからず姿勢として受け継がれているのも一理あると言われています。
日本人は背中を使うのが得意!?
先ほど述べたように、日本人は引く文化な訳ですね!
引く時に大きく使われるのは、
「 広背筋 」
と言われる背中の筋肉です。この筋肉が強くなると重心も下げやすくなります。
やたら肩がとてつもなく発達しているイカリ型の人は、なんとなく重心が高そうなイメージがしやすいと思います。
武士なども、肩はリラックスして下げて極力足を上げずに歩いていていました。
そう!いつでも引いて相手を殺せる準備ができていないといけなかったからです。
逆に肩が力んでいたら、相手が瞬時に切りつけにきたら対応が遅れてしまう事になりますし、それは死を意味する事になります。
今では、生活環境も欧米化の流れもあり肩を上げる動作が本当に増えてきたのは想像できると思います。
仕事中などはどうしても肩が上がってしまいがち。
ですので、少しの空き時間でもいいので、一度肩を目一杯上げてから一気に力を抜いて肩を下げましょう。
そして、トレーニングされている方や、普段から肩が上がる癖のある方は、是非背中の筋肉鍛えてほしいと思います!
ではまた次回!