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関節がポキポキ鳴るのってなんで?

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「指をポキッ!」癖で鳴らしたりする方いますよね?

北斗の拳のケンシロウもよく指を「ポキポキッ」と鳴らしていました!
ケンシロウも癖なんでしょう!笑

何か強い男の象徴のような風潮もあったりしますよね!?
また、整体などに行くと、色んな関節をポキポキいわせたりしますよね。
音だけ聞いていると痛そうなんですが、自分の体でやってみると心なしかスッキリする気も。

さてこのポキポキの正体、一体何なんでしょう?

ということで今回は関節が鳴る原因について解説していきましょう!

1.実は解明されてない?

どうして骨がポキポキ鳴るのか?
という謎については諸説あり、いまだに解明されていないんです。

こんな身近なことが解明されていないなんてなんだか不思議ですよね。

最も有力とされているのが、「関節の中で気体がはじけている」という説。

各関節には関節包という組織があり、中は滑液という粘り気のある液体で満たされているます。

滑液はヒアルロン酸やたんぱく質を含んでいて、骨と骨がこすれて傷つかないようクッションのような役割を果たしているんですね。

ところが、指をひっぱったり手足を急にひねったりすると、関節包内の滑液の圧力が一気に下がります。
すると、滑液の中にガスが生まれて気泡になり、それがはじけてポキッというクラッキング音が鳴るという仕組みです。

要するに、スパークリングワインのコルクを抜くと、ポンッとはじける音がするのと同じ原理と考えると分かりやすいでしょう!

また刺激によってできたガスはゆっくりと滑液に再び溶けていき、10~20分ほどで元通りになります。

2.靭帯や関節への影響は?

アメリカのドナルド・L・アンガーという研究者が、左手の指関節を60年間毎日ポキポキさせて、関節炎になるかどうかの実験を続けたそうです。

その結果、関節炎にならなかっただけではなく、毎日ポキポキ鳴らしていた左手と、一度も鳴らさなかった右手にまったく差は出なかったんだとか。

アンガー氏はこの研究の成果が認められて、ユニークな研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞したそうです(何より60年間ポキポキし続けるってすごい根気!)。

というわけで、よく解明されていないこの関節ポキポキ問題ですが、骨がハマったりする音ではないわけですね。ただ鳴る事でスッキリしたり軽くなったように感じる心理的効果はあるようです。

体に害はないことがわかったとはいえ、習慣化してしまうと関節を痛めることもあるようなので、ポキポキもほどほどにしておいた方がよさそうですね!

ではまた次回!

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