今は暑いですが、寒い季節に女子に大人気のコラーゲン鍋。
食べたらお肌もプルプル！！！
コラーゲンとうたい文句があるだけで商品が売れるとも言われるそんな時代です。
それだけ女性の方は美容に敏感！！
では、そのコラーゲンを口から食べたり飲んだりした場合、本当に肌がプルプルと潤ってくるのでしょうか？
ドラッグストアに並んでいる〇〇コラーゲンのサプリメントを、毎日せっせと飲み物に溶かして飲むとお肌が潤ってくるのでしょうか？
今日はそんなコラーゲンについて解説していきましょう！
１.そもそもコラーゲンて何？
コラーゲンとはそもそもたんぱく質の一種で、人体を構成するタンパク質の約３０％がコラーゲンと言われています。
コラーゲンと聞くと「美肌になる」とか、「女性の味方」的なイメージを持っている方が多いと思いますが、実は皮膚や骨、軟骨や内臓、血管等カラダの至る所に男女問わず存在しています。
皮膚のコラーゲンは潤いやハリを保ち、軟骨のコラーゲンは骨と骨を守るクッションの役目をしていますし、しなやかで柔軟性のある血管にもコラーゲンは欠かす事が出来ません。
つまりコラーゲンは肌だけでなく、若さや健康を保つ重要な役割があるので、どんな人にも欠かす事の出来ない栄養素と言えます。
しかし、コラーゲンの代謝スピードは加齢と共に遅くなり、４０代ではナント１０代の頃の半分になってしまうので、様々な部分に衰えが出てくるのです。
２.サプリメントで補える？
では、不足しているコラーゲンを補給するために、ドラッグストアなどにズラリと並んでいるコラーゲンのサプリメントを飲んだりすれば、肌が潤ってハリやツヤが良くなるの？と聞かれるならば・・・
正解は×です。
例えれば、プロテイン(たんぱく質)を飲んだとします。
するとプロテイン(たんぱく質)は消化器官で消化、分解され２０種類のアミノ酸となり腸で吸収されます。
その後、吸収された２０種類のアミノ酸は様々な組合せにより、カラダの一部に生まれ変わります。
つまり、たんぱく質の一種であるコラーゲンも口から入れば、たんぱく質同様に消化、分解された後カラダの一部として生まれ変わっていくのです。
それが皮膚なのか軟骨なのか内臓なのかはわかりません。
だから、肌に良いとされるコラーゲンサプリを飲んだとしても、それが１００％肌に供給されるとは限らないのです。
今あなたの飲んだコラーゲンは肌ではなく、軟骨や血管として生まれ変わっているのかもしれません。
もちろん、カラダに欠かすことの出来ない栄養素なので、しっかり補給すれば今必要とされる部分に働くわけですから、飲まないより飲んだ方が良いのかもしれません。
ただ、ピンポイントでお肌にコラーゲン補給となると、胸を張って効果があるとは断言できません。
コラーゲンサプリメントもサプリメント（栄養補助食品）なので、美の魔法薬ではありません。
単に潤いとハリのある肌になりたいという理由で飲むのではなく、
「健康なカラダづくりのために食事で不足している栄養素を補給する」
という事であれば、飲んで無駄になる事はないと思います。
サプリメントは特に正しい情報を入れる事をお勧めします！
では、また次回！