実際プライベートサロン「S-CLASS」ではどんなトレーニング指導してるの?
よくこのような質問を頂きます。
日頃私がどのような評価をしてトレーニング指導を実践しているのかをお話ししていきましょう!
1.姿勢からあらゆる筋肉の強い・弱いがパッと分かるのは基本中の基本!
特定の動作を行えばすぐにその人の課題は明確にわかります。
例えば姿勢の評価から、
「反り腰が強い」
ということがわかった場合、頑張りすぎてる筋肉は
「すねの前の筋肉」
↓
「ももの前」
↓
「腰背部」
というような流れが強くなります。
従って、その反対にある筋肉は必然的に弱くなるので鍛えなくてはなりません。
トレーニングするべき所は、
「ふくらはぎ」
↓
「ももの裏」
↓
「臀部」
↓
「下腹部」!!
これらの筋肉は弱い傾向にあるのでメニューには必ず取り入れます。
また前体重になっていることにより、先ほどの頑張りすぎている筋肉群は、
「力発揮は上手くできるが、柔軟性が悪くなる(硬くなる)」
ということになります。
ということは、すでに頑張りすぎている前側の筋肉群は、鍛えれば更に硬くなってしまうので、トレーニングする場合は柔軟性を持たせるために
「可動域を目一杯使ったトレーニング」
を行います。
2.患部を判断するのはお医者さんの仕事!では、トレーナーは?
私たちは医師ではないので、実は「診断」はしてはいけません!
「痛み」という症状に対して直接対処してくれるのがお医者さん!
私達の仕事は、
「そうさせているであろう筋肉へのアプローチ」
を考えるのが仕事になります。
先ほどの例で、「反り腰で腰痛」の場合、
腰にアプローチしなくても、
「ふくらはぎ」→「ももの裏」→「臀部」→「腹筋」のように弱い筋肉を使えるようにするだけで、 反り腰への負担は軽減される可能性が高くなります。
このように、一つの症状に対してあらゆる筋肉の連動性が分かれば分かるほど、様々なアプローチをすることができるので、症状を緩和できる可能性が増えるのです。
極論「ふくらはぎ」を鍛えれば「反り腰は改善される!」=腰痛は良くなるかも!
このように私は、症状に対してその部位にフォーカスはしません。
そこに症状を起こさせている筋肉を「全て考える!」という作業を行っています。
3.アスリートの場合、動きの中で姿勢を判断する!
先ほど述べたように、姿勢を評価しすぐにメニューに取り組めるトレーナーは信頼できるトレーナーと言えます。
実際、私の元にはプロゴルファーを中心にプロ野球選手なども写真や動画が送られてきます。
その動きや姿勢の中で姿勢を評価しなければなりません。
例えば歩いている時や、走っている時の
「足の上げ方」、「体重配分」、「各関節の可動域」
これらを総合的に判断して、強い筋肉や弱い筋肉の判断を行い助言しています。
4.競技スポーツ中に筋肉の動きを見れるトレーナーは少ない?
実は経験上、動きの中で姿勢などを判断するトレーナーは非常に少ないです。
私が3年間担当させて頂いた、プロゴルファーの佐伯三貴プロ(※通算7勝)はスイングの構えた時に、
「榎本さん身体の状態どうですか?」
と質問してきます。
試合前に少し時間をもらって姿勢の評価させてもらっていいですか?
とはさすがに言えません。
その時に、瞬時に答えられなければいけないのです。
トッププロのレベルになるとそのような所まで求められるわけですね。
5.癖を改善できれば痩せやすくなるし、パフォーマンスも上がる!?
利き手、利き足がある以上、左右差や体重配分には必ず差が生じます。
アスリートならそれによる怪我のリスクも当然伴いますし、パフォーマンスも十分に発揮できるわけがありません。
すぐ怪我をするアスリートもいれば、ほとんど怪我をしないアスリートもいますが、このようなバランス配分が圧倒的に影響してきます。
普通にダイエットしたい方であれば、そのような筋力差などを埋めるだけでも血流が悪い部位なども改善されやすくなりますし、骨盤の歪みなども改善されやすくなります。
つまりバランスが取れるようなトレーニングをしっかり行えるという事が、結果的にダイエットにも繋がりやすくなるという事が言えます。
次回からは具体的に、姿勢から見た鍛えるべき筋肉の強い弱いなどを解説していきましょう!
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